「どうすればもっと筋肉をつけることができるのだろう」
「最近筋トレで扱う重量が伸びなくなってきた」
「HMBって聞いたことはあるけど、ほかのサプリと何が違うのだろう」
この記事を見ていただいてる方の多くはこのような疑問やお悩みを持たれているのではないでしょうか?
ある程度長い期間トレーニングを行っていると、どこかで筋肉の成長を感じれなくなったり、扱う重量に伸び悩んだりしますよね。
そこで!今回HMB研究所では、アメリカで4年以上最新の身体づくりを学び、ニューヨークのボディビル大会にも出場していた私が、一度は聞いたことがあるであろう「HMB」と、その効果について解説します。
この記事を通じて、馴染みのないサプリメントであるHMBについて知ることで、現在の最大挙重量を10kg伸ばせ、さらに周りの人から筋肉の肥大が気づかれるような筋量増加も期待できます!
是非参考にしてくださいね!
1.そもそもHMBって何
HMBとは、BCAA(ロイシン・バリン・イソロイシン)の1つであるロイシンから生成される成分です。
ちなみに、ロイシンとは「タンパク質の合成を促進」し、「タンパク質の分解を抑制する」効果がある為、筋肥大にとても効果のあるアミノ酸です。
つまり、HMBとはロイシンの性質を持つ成分であるといえます。
2.HMBの筋肉への効果とは
HMBの効果は「筋肉の増強」です。
HMBは体内でどのように作用するのか
HMBの体内での働きは大きく2つです。
・タンパク質の合成(筋肉の生成)を高める
・タンパク質の分解(筋肉の減少)を抑える
⇒その結果、筋肥大や筋力向上の効果が期待できるため、筋肉増強には欠かせない成分です。
ちなみに、、、
HMBはロイシンから派生される成分ではあるため、実は効果はロイシンとさほど変わりません。
では、HMBではなく、ロイシンを摂るだけではダメなのでしょうか?
ロイシンだけでなくHMBの摂取をおすすめする理由
実は、HMBはロイシンに比べて、筋肉増強により効果を出すことができます。
しかしながら、筋肉増強には1日3gのHMBを摂取する必要がある反面、体内に1gのHMBを得るには、20gのロイシンが必要なのです。
つまり、3gのHMBを得るためには、60gのロイシンが必要ということになります。
3gのHMBを摂取するために必要な食事
それでは、筋肉増強に必要な3gのHMBを得るために60gのロイシンを摂るには、どの位の食事が必要なのでしょうか。
例えば、食品に例えると下記のような必要量となります。
食品名 | ロイシン(mg) |
200gのロイシン(1gのHMB)摂取に必要な量 |
3gのHMB摂取に必要な量 |
まぐろ赤身生 刺身約8切れ | 2100 | 760切れ | 2,280切れ |
かつお(100g) | 1100 | 18.2kg | 54.6kg |
あじ 中1 匹 | 960 | 20.8kg | 62.4kg |
鶏肉(もも肉)(100g) | 1500 | 13.3kg | 39.9kg |
牛肉(サーロイン)(100g) | 1100 | 18.2kg | 54.6kg |
卵 1 個(50g) | 1100 | 182個 | 546個 |
納豆 1パック(50g) | 550 | 364パック | 1,092パック |
牛乳 コップ1 杯(200ml) | 620 | 323杯 | 969杯 |
独立行政法人 環境再生保全機構HP参照
多くの方が、こんな量の食材を摂るのは無理だ!と思ったはずです。
つまり、HMBはサプリメントから手軽に摂取することで、筋肉増強効果を発揮してくれやすくなるのです。
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HMBのダイエット効果について
また、HMBを飲むとダイエット効果は期待できるのかという質問をよく目にします。
答えはズバリ、「YES」です。
なぜなら、HMBを飲んでトレーニングをすれば、トレーニングで傷ついた筋肉の修復を高め、トレーニングで分解された筋繊維(タンパク質)の合成を高めるため、効率よく筋肉を付けることができます。
もちろん、身体に筋肉が付けば、基礎代謝が上がり、太りにくく痩せやすい身体を作ることができます!
3.摂取してから効果がでるまでの期間とは
効果が出るまでの期間については、その人の普段の食事やトレーニング量・トレーニング歴・サプリメント摂取頻度等によって異なります。
例えば、現在アミノ酸サプリメントをほとんど摂取していない方にとっては、非常に早く効果を感じることができるでしょう。
反対に、すでにBCAAやクレアチンなどのサプリメントを日常的に摂取している方は、効果を感じるまでにある程度時間がかかるでしょう。
ちなみに、私(トレーニング歴10年、日常的に他サプリメント愛用中)に場合は、HMBを飲んで1か月半程度で筋肉の張りや、ベンチプレス・ローイング種目の挙重回数増加の効果がでました。
しかし、大前提どんな人にも効果があるというわけではないので、まずは1か月以上試してみて、自分に効果があるかどうかを検証してみてはいかがでしょうか。
4.ほかのサプリメントとの違いとは
HMBとよく目にする他の筋トレサプリメントとの違いは大きく分けて2つの点です。
①筋肥大に必要な材料の役割をするサプリメント
②筋肥大を促すシグナルの役割をするサプリメント
HMBとプロテイン・EAAの違いについて
例えば、プロテインやEAAとHMBの違いはどうでしょうか。
結論、プロテイン・EAAが①の筋肥大に必要な材料の役割、HMBが②の筋肥大を促すシグナルの役割を持つサプリメントです。
HMBとクレアチンの違いについて
それでは、クレアチンとHMBの違いはどうでしょうか。
結論、クレアチンもHMBも②の筋肥大を促すシグナルの役割に近いです。が、実は少し違います。
その違いとは、
〇クレアチン:トレーニング時にエネルギーを筋肉へ届ける働きがある
⇒トレーニングの質が向上し、結果として筋肥大効果が期待できます。
〇HMB:筋肉の分解をおさえる+筋肉の合成を促す働きがある
⇒トレーニングによって傷つけた筋繊維の回復が促進され、結果として筋肥大の効果が期待できます。
このようにサプリメントによって色々と働きが異なるため、色々なサプリメントを摂取することによりトレーニング効果の最大化が見込まれます!
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5.HMBはどんな人におすすめなのか
ズバリ!HMBの摂取をおすすめする人は、筋肥大や筋力強化を目的に日々トレーニングしている方です!
なぜなら、HMBが筋肉の材料になるわけではなく、筋肉を発達させるためのスイッチを促す機能をもつ成分であるため、トレーニングをして初めて効果が発揮されます。
日々の筋トレや食事にプラス+αすることにより、より効果を感じることができる成分こそ、HMBなのです!
6.まとめ
今回はHMBの効果についてまとめてみました。
・タンパク質の合成(筋肉の生成)を高める
・タンパク質の分解(筋肉の減少)を抑える
→つまり、HMBとは「筋肉の増強」が期待できる成分です!
まだまだ知られておらず、使用している人も多くないHMBを取り入れることにより、他人との差別化ができる絶好の機会になりかもしれません。
ぜひ、今トレーニングをしている中で成長が止まっているなと感じている方は、今の生活にHMBを取り入れてみてください!
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